麦茶は他の飲料と違って、人工的な保存料や甘味料などが一切添加されていない本物の天然飲料です。また、タンニンやカフェインといった刺激の強い物質を含まないため、お母さんが安心して赤ちゃんにあげられる飲料としても、昔から勧められてきました。さらに最近では、健康に大切なパワーが秘められていることも、次々と科学的に立証されています。日本人の祖先伝来の知恵が、最近の科学で改めて証明されたといえそうです。麦茶は天然の機能性飲料なのです。 |
平成10年、静岡大学・衛藤教授が、京都薬科大学・吉川教授と共同で麦茶の抽出物をテストしたところ、胃の粘膜を保護する作用や糖尿病の合併症を防ぐ効果、炎症を抑える作用など、様々な優れた機能があることがわかりました。 | 衛藤英男先生 (静岡大学教授/農学博士) |
吉川雅之先生 (京都薬科大学教授/ 薬学博士) |
平成15年、静岡大学・衛藤教授の研究によって、麦茶に含まれるPクマル酸などが、発ガン性で注目されるペルオキシナイトライトに対し、高い消去活性を持つことが発見されました。 |
平成11年、農林水産省食品総合研究所の菊池祐二先生と、カゴメ総合研究所により、シリコンチップ上での血液の通過時間を計測する研究が行われ、麦茶を飲むことで血液の流動性が高くなることが発見されました。また、平成15年には、はくばく研究開発部によってこの血流改善効果が、香ばしい匂いの成分であるピラジン類によることが明らかにされ、さらに血圧請降下作用のあるギャバ(GABA)にも注目し、これらの機能性成分を高める研究が進められています。 |
梶本五郎先生 (元・神戸学院大学教授/ 農学博士) |
昭和61年の西九州大学食品化学研究室での実験、平成11年の神戸学院大学・梶本教授らの調査によって、麦茶には抗酸化作用があることがわかりました。抗酸化作用は活性酸素を消滅させるため、ガン、脳卒中、心筋梗塞などの予防効果が期待されています。 |